2010-06-30

bc9 & bc10


bc9では他社のCPUボードを利用し、ベースボードの部品も可能な限り手ではんだ付けできるものを選びました。壊れても回路図を見て修理できるし、改造も出来る、複数の動かないものから状態の良い部品をとって再生もできる、またBC::labsで公開されている情報をもとにクローンを作り易い、と考えたからです。

しかし、実際には工作の難しさ、部品の入手性の悪さもあり、なかなか品質が安定せず苦労しました。仕上がった状態もとてもスパルタンで、ユーザーを選ぶ機械になってしまいました。

そこでbc10ではハンドメイドできる部分を拡張ボードへと切り離しました。
メインボードは最新の部品と実装技術を利用しているので、市場に出ているスマートフォン等とまったく同等の性能と品質を獲得できました。メインボードにカメラ、GPS、加速度、地磁気センサを搭載しているので、単体でも十分に遊べます。独自にセンサやデバイスを追加したい場合は、拡張基板を製作すれば容易に実現できます。(I2C、SPI、SIO、GPIOなどが出ています。)

ただちょっとコネクタを付けすぎたかな、と反省してます。
USBx2, SDx2, HDMI-DVI, 30PINコネクタと、欲張りすぎたため外装が作り難くてしょうがないです。